特集【関西・食のツーリズム】「美の伝説」広域周遊ルートを巡る美味三昧グルメ旅
- 山から海まで神戸を探索しよう!
- 神戸観光で最初に訪れる場所は、北野坂。山々に通じる急な斜面を登れば、かつて多くの外国人が暮らした異人館を今でも見ることができます。うろこの家、うろこの美術館では、当時の生活風景を覗けるほか、美術館の豊富な収蔵品、また神戸の街を望む絶景を楽しめます。その近くには明治時代後期に建てられたチューダー様式の山手八番館があり、幅広い美術品のコレクションを鑑賞できます。かつて社交サロンとして使われていた北野外国人倶楽部にも足を運んでみては。昼食には老舗の神戸にしむら珈琲店のおしゃれなランチメニューがおすすめです。その後、坂を下って海の方面へ向かい、沢の鶴資料館で展示を見てお酒の試飲を楽しみましょう。再び山へ戻ったら、六甲ケーブルカーで登る天覧台から神戸の風景を一望。一日の終わりはTENRAN CAFEで、景色を楽しみながらの夕食です。
兵庫/神戸・六甲を紹介するSENPAIは・・・
- メルセデス・ダブラーさん
- 在日歴:17年
私はカナダのトロント出身で、日本に住んで17年になります。最初は神戸に住んでいましたが、今は芦屋在住です。食べ物、ワイン、日本酒、芸術、本、映画、旅行に関心があり、日本語とフランス語の勉強をすることが趣味で、余暇には松濤館流空手の稽古や指導をしています。
(Powerd by senpai japan®)
北野坂
にしむら珈琲店
古風な魅力が薫る
コーヒーハウス
港町・神戸と共に歩んできた「にしむら珈琲店」は、昭和23年創業の神戸の老舗珈琲店。日本で初めてストレートコーヒー、カプチーノ、コーヒーゼリーなどを提案したお店であり、長きに渡り多くの方に親しまれています。
北野坂店は、趣のある赤レンガ造り。アンティーク家具に囲まれた空間で味わう、“この一杯”は格別です。
同店2階では、フレンチをベースとした創作料理のランチやディナーを味わうこともできます
山手八番館
お洒落な邸宅にある
幅広いコレクション
山手八番館は、チューダー様式の三連式塔屋が特徴的の明治後期の異人館です。ピカソに影響を与えたアフリカのマコンデ彫刻、ロダン・ブールデル等の近代彫刻、レンブラントらの古典版画は見もの。他にも入口のステンドグラスや、願いが叶うといわれる“サターンの椅子”など、見どころの多い人気の館です。ぜひ一度訪れてみてください。
北野外国人倶楽部
古き時代へと
あなたを誘う
北野外国人倶楽部は、神戸港開港当時の社交倶楽部を再現した異人館です。館内にはブルボン王朝時代の木彫り暖炉、豪奢な1階バーカウンター、薪炭時代のオールドキッチンなどがあり、庭には19世紀の馬車、珍しい横穴式井戸と見所もたくさん。9館券(ツアーブック)をお持ちの方のみ、庭のミニチャペルにてドレスを着て記念撮影ができるうれしいサービスもあります。
うろこの家・
うろこ美術館
神戸の眺望を芸術と
歴史とともに
神戸で最初に公開された神戸のシンボル的な異人館。外国人の高級借家で、外壁を飾る天然石のスレートが魚の鱗に見えることから「うろこの家」と呼ばれています。館内の随所にも意匠が凝らされ、重厚なアンティーク家具や調度品、古マイセンをはじめとする西洋の名磁器コレクションは必見。また「うろこ美術館」では、ユトリロ、マチス等、自然主義から現在に至る西洋名画コレクションや、神戸を代表する安井賞作家・堀江優画伯の作品を常設展示。3階展望室からは神戸の街と港が一望できます。
風見鶏の館
神戸の街を一望する異人館
風見鶏の館(旧トーマス住宅)は、明治42年(1909年)頃にドイツ人貿易商ゴッドフリート・トーマス氏の自邸として建てられました。建物の設計に当ったのは、ドイツ人の建築家ゲオルグ・デ・ラランデ。レンガの外壁と尖塔の風見鶏は、北野異人館のシンボルとして人々に愛されています。昭和58年12月より昭和60年3月にかけて本格的な保存修理を行い、復原できる箇所は可能な限り元の姿に戻しています。現在は国の重要文化財に指定されています。
北野工房のまち
神戸の「ものづくり」を体験!
トアロードに面して建つ「旧北野小学校」のレトロでモダンな校舎を活用した人気スポット。個性あふれる20の工房では、スイーツや神戸牛、日本酒など神戸ブランドのお買い物のほか、いろいろなクラフト体験も楽しめます。北野異人館や旧居留地・南京町にも徒歩圏内で、神戸観光の拠点としてもご利用下さい。
沢の鶴資料館
伝統的な酒造りを
じっくり観察
三宮や新神戸駅から最も近い日本酒メーカーの資料館。昔の酒蔵をそのまま資料館とした建物と酒造りの道具類は、兵庫県の「重要有形民俗文化財」に指定。酒造りの道具や工程など、灘酒の歴史を現代に伝える資料を展示し、昔の酒造りを肌で感じることができます。入館無料なのも魅力です。隣接するミュージアムショップでは、土産物の販売や日本酒の無料試飲も楽しめます。
Tax-free Shopですので、海外からのお客様にもおすすめです。
白鶴酒造資料館
昔ながらの酒造りの
雰囲気に浸ろう
大正時代に建造された木造の酒蔵を利用し、そのまま酒造資料館として公開。昔の酒造りの行程に従って蔵人が作業する姿を再現した人形や、実際に使われていた道具を忠実に展示しています。しぼりたて原酒を無料できき酒できるのも魅力のひとつです。
神戸酒心館
酒造りから利き酒まで
まるごと体験
創業1751年。清酒「福寿」の蔵元・神戸酒心館では、手造りによる蔵出しのお酒を、きき酒のうえ購入できます。また、手造りの豆富や自家製そばが味わえる蔵の料亭「さかばやし」、コンサートや落語などの催しを行う「神戸酒心館ホール」も併設され、文化的な時をゆっくり過ごすのにぴったり。旬のお酒を愛でながら四季折々の花を楽しめる庭もあり、海外からのお客様にもおすすめです。(英語対応も可)
六甲ケーブル
六甲山を登る楽しい旅
六甲山と麓をを結ぶ六甲ケーブルは、1932年に開業した歴史があるケーブルカーです。六甲山の玄関口として、六甲ケーブル下駅から六甲山上駅までの約1.7kmを10分で結びます。
六甲山上駅に隣接して神戸や大阪の街が一望できる「展望台・天覧台」があり、夜には1,000万ドルと称される絶景のナイトビューが楽しめます。
天覧台
プライスレスな
絶景をあなたに・・・
レトロモダンな車両に乗って六甲ケーブル下駅から約10分間で六甲山上駅へ。駅に隣接する展望台「天覧台」からは、神戸の市街地はもちろん、明石海峡や大阪平野や和歌山方面の景色を見渡すことができ、夜になると1000万ドルと称される煌めく夜景を楽しむことが出来る。
TENRAN CAFE
目もくらむような夜景を
飽きることなく眺めよう
六甲ケーブル六甲山上駅に隣接する「天覧台」にある、くつろぎのカフェです。六甲山の魅力のひとつである、阪神間の街並みや夜景を眺めながら特別な時間を過ごしていただけます。
落ち着いた雰囲気を感じられる店内では、神戸ウォーターを利用した珈琲や地元の食材を使ったこだわりのメニューを味わえる。店内にあるイベントスペースでは、音楽やアート・食に関する期間限定のイベントも実施。
キレがある日本酒といえば灘の酒
兵庫県の灘一帯で生産される良質の清酒のことで、京都府・伏見、広島県・西条とともに日本三大酒処として知られています。六甲山から流れ出る宮水は、ミネラル分の多い硬水で、辛口のお酒に仕上がり「男酒」とも呼ばれます。