特集【関西・食のツーリズム】「美の伝説」広域周遊ルートを巡る美味三昧グルメ旅

奈良観光コース 天平文化の足跡と歴史が生んだ奈良名物グルメの旅
世界遺産とグルメ、着物体験のお楽しみいっぱいの旅。
“奈良は、日本最古の首都で、国宝級の建築物が最も多く、世界遺産が最も多い県です。
私たちが日本人を大和民族というのは、大和は奈良のかつての呼び方に由来します。奈良時代(710年~、日本の首都が奈良であった時代)に、遣唐使による文化交流で、奈良はシルクロードの終着点となり、当時の奈良は異国情緒が漂う国際都市でした。また日本における仏教美術の黄金時代であり、今でも仏教と史跡に関する重要都市です。
長い歴史のなかで、奈良の瓦一枚、柱一本、石ひとつ木一本に、和菓子といった名産品にも、神と仏や古文学や古詩と何らかのゆかりのある街です。
奈良にまつわる物語を知れば知るほど、奈良の旅が楽しく有意義なものとなります。以下のコースは、奈良の世界遺産と有名なおいしい食べ物・和服の着付け体験の三つが一体になった良いとこ取りの旅です。歴史背景を深くかつ分かりやすく知れるとともに、おいしい名店を歴史観光コースにうまく配置するれているので、楽しさで笑顔がこぼれる知的な旅となることでしょう。

奈良を紹介するSENPAIは・・・

ライ・ミーリンさん
在日歴:8年 元々は広告クリエイターでしたが、8年前に日本人と結婚し、奈良に移住しました。以来、台湾在大阪事務所(領事館)で働き、奈良富彌のペンネームで小説を発表したほか、レストラン、ホテル・旅館、百貨店、美術館、鉄道会社など、100社にのぼる企業を取材しました。現在は、奈良市とともに観光プロモーションに関わっています。海外からの観光客が古都・奈良の独自の魅力に直接触れ、体験されることを歓迎します。
(Powerd by senpai japan®)

春日大社【世界遺産】

奈良には、鹿の里と美しい神社があります。

世界遺産「古都奈良の文化財」の8資産群のうちのひとつ。藤原不比等が平城遷都の際、藤原氏の氏神を祀ったのが始まり。平安時代は皇族や貴族の春日大社詣が盛んで、中世以降になると庶民にも信仰が広まる。境内にある様々な形の釣燈籠、石燈籠の多くは庶民の寄進によるものである。毎年2月と8月に全ての燈籠に火を灯す“万燈籠”の行事が行なわれ、幻想的な美しさを見せる。

京ろまん
「waplus Nara」

着物に着替えて、奈良を観光する楽しい新体験の旅です。

世界から注目される日本文化。世界遺産“春日大社”を擁する奈良県はその和文化の中心地でもあります。
「わぷらす奈良」は、和文化発展のため、着物を通して、その価値と魅力を海外のみなさんに体験していただく施設。気分次第で、花魁やお姫様衣装、外国観光客の皆さんに大人気のサムライスタイルなど様々なNIPPON styleに変身、着物姿で日本の古の町散策ができます。
雨の日でも楽しんでいただけるようスタジオ撮影もできます。
奈良を訪れたら「わぷらす奈良」で和の魅力を味わってみませんか?
※英語、中国語対応

春日荷茶屋

四季折々の絵画のような世界と、身体に優しいグルメ。

名物 万葉粥は、万葉集にちなんだ四季折々の旬の野菜などが添えられ、昆布出汁、白味噌仕立ての風流な味わいです。
よもぎ団子、ぜんざい、葛餅など甘味もあり、春日大社参拝後にちょっと一息つくのにもお勧めです。
天気の良い日には、四季の花木がいっぱいの庭園席で季節の移ろいを感じながら食事を楽しむのも人気です。

東大寺【世界遺産】

世界最大級の黄金の仏像と、木造建築物。

「奈良の大仏」として名高い、世界最大の金銅仏である盧舎那仏坐像が安置されている大仏殿(国宝)は世界最大級の木造建築物。

旬菓萬葉
天平庵 東大寺店

五感にしみわたる、和菓子と釜飯。奈良のお土産屋さん巡り

こだわりの和菓子のお店に和風のカフェが併設されています。2階にあるカフェでは、若草山を臨む落ち着いた空間のなか、宇治のお抹茶と上生菓子のセットや、季節のお菓子(夏はかき氷や氷ずんだ白玉など)をお召し上がりいただけます。奈良公園や奈良国立博物館からも近く、バスでの移動にも便利な場所にあります。

興福寺【世界遺産】

瞑想に耽るお坊さんを見ていれば、脈々と千年も続いてきた文化を感じることができます。

広い境内には、古都奈良のシンボル・五重塔(国宝)をはじめ、三重塔、東金堂、北円堂(いずれも国宝)などの堂塔が建つ。国宝館では、日本一有名な仏像【阿修羅像(国宝)】を常時拝観することができる。
現在は中金堂の再建(2018年落慶予定)をめざし、境内整備が進んでいる。世界遺産(1998年)にも登録されている随一の名刹。奈良公園は境内に隣接しているので、興福寺参拝のあとは、1200頭の鹿が生息する公園内を散策することもできる。

町屋かふぇ環奈

恋い焦がれてやまない奈良の片隅にたたずみ、ほれ込んでしまう和菓子の「宝石箱」

ならまちの風情に溶け込んだ町屋つくりの落ち着いたカフェ。七輪で炙ったかき餅に醤油を塗り、割り入れて食べる大和の伝統料理「茶粥」は、古の都で寛いでいるかのようなゆったりした時間を過ごせます。女性に人気の和スイーツは「環奈の小箱」。みたらし団子やくず餅、桜餅等(日本の伝統的なお菓子)、抹茶ゼリー、フレッシュフルーツなどを詰めたおしゃれな重箱仕立て。お腹も心も満たせます。

江戸川 ならまち店

豪華な日本邸宅で催されるウナギ料理に、ちびちびお酒を飲みながら、奈良の夜はゆっくり更けていきます。

国産鰻を使用したセットメニュー、季節の食材を使用した一品料理や奈良の地酒、各種宴会にオススメのコース料理、会席料理などもご用意して、ご来店心よりお待ち申し上げております。

歴史ある街で、歴史ある鰻を食す

日本人がうなぎを食べる歴史は古く、奈良時代の大伴家持が詠んだ万葉集にも登場しています。歴史のあるうなぎ屋さんが多いのも奈良の特徴。外はパリッとした関西風、ふっくらやわらかな関東風、どちらも最高の味わいです。

1200年も前から伝わる大和茶粥

大和茶は、空海が9世紀初めに唐から茶種を持ち帰り、大和地方へ植えたといわれています。そんな大和のお茶を使って炊かれたのが大和茶粥。「おかいさん」の愛称で親しまれ、1200年も前から食べられていました。

ブランド地鶏の釜飯はいかが!

奈良の地産食材として有名なのが「大和肉鶏」。シャモ、名古屋コーチン、ニューハンプシャー種を掛け合わせた奈良県特産の鶏肉で、特に釜飯がおすすめ。ふっくらご飯に鶏肉の旨みがぎゅっと詰まって人気です。